DTMスキルアップメモ - frenchbread

見習いボカロPがそこそこのボカロPになるまで、が描かれていくはずのブログ。

冬バラード「White Memories」を投稿しました

2018年12月22日にボーカロイド(結月ゆかりさん)曲「White Memories」をニコニコ動画に投稿しました。

12月22日は結月ゆかり生誕の日で、いわゆるゆかり誕曲として発表しました。

 

www.nicovideo.jp

 

制作メンバーと分担

以下の分担で制作しました。

曲:frenchbread(僕)

詩・ボカロ調声・動画:MILKYさん

イラスト:たかツきさん

 

メンバーは6月に投稿した 「Blue」と同じで、さらにMILKYさん(当時「みつき」名義)とは1月に「オレンジロード」という曲でもコラボさせていただいています。

たかツきさんに関しては、僕はMILKYさんコラボのほかにも「Shooting Star」という曲などで多大にお世話になっていまして、今回もBlue同様にぜひということでお願いさせていただきました。緻密で煌びやかな街の絵に幸せそうな美男美女・・素敵ですよね。

 

ところでタイトルを見るとわかるのですが、実はこの3作、オレンジ→Blue→Whiteと「色名が入ってるシリーズ」となっています。

初めからそう決めていたわけではなく、今回3度めのコラボを申し出るにあたって「たまたま色名が入った曲名が2つ続いたから、今回もそうしませんか?」と僕から提案したのでした。

 

役割分担は毎回微妙に変えていまして、まとめるとこんな感じになります。

  オレンジロード Blue White Memories
使用ボカロ 結月ゆかり 初音ミク 結月ゆかり
(Cho.初音ミク)
作曲 frenchbread MILKYさん frenchbread
作詞・ボカロ調声 MILKYさん MILKYさん MILKYさん
アレンジ・ミックス frenchbread frenchbread frenchbread
動画 frenchbread frenchbread MILKYさん

 

珍しく曲先で作りました

なんかやたらわかりづらい表ながら、よく見ると分担や使用ボカロについてはオレンジロードと似た形になってます。

あとは、せっかくなので少し変化をということで、オレンジロードは詩先だったのですが、White Memoriesは曲先で作りました。

 

僕は詩先で曲を作ることが多く、詩先だと音の数や構成などかなり制約を受けてしまうと言われますが、僕にとってはそれ以上に詩から曲調がイメージできるメリットが大きく、特に苦には感じていませんでした。

ですが今回曲先ということで、「とはいえしっかり作りたい曲をイメージすれば、制約もないことだしより素晴らしい曲が作れるのではないか」と幻想を抱いて制作に突入したんですよね。

イメージは、(いずれも例が古い曲になりますが)桑田佳祐さん「白い恋人達」やMisia「Everything」のような温かみのあるミディアムスローの冬バラードでした。

 

んで作ってみてどうだったかと言いますと、正直な実感としては「あれ、意外といい感じに作れない・・?」でした。

これはちょっと残念というか、自分の場合はゼロから生み出すよりも何か形ができかけているものに色を添えるほうが得意なんだなあと改めて思ったのでした。

いい詩(僕が好きな詩)というのはそれくらい自分にとってありがたい存在だったのですね。

 

前回記事でちょうど「自分の作品に対するネガ表現はありやなしや」みたいなことを言ってましたが、上記についてはあくまで制作過程の自分の所感です。今回は曲に対して詩・イラスト・動画それぞれ曲のイメージを尊重していただいて素晴らしいものを提供いただいたと思ってます!

 

工夫したこと・苦戦したことなど

冬っぽさ

できあがった作品を観ていただくと、イラストも動画も歌詞もまさに冬との雰囲気ですし、そもそも投稿時期が12/22ですし、twitter相互フォロワーの方からも多数「まさにこの季節という感じの曲ですね」と言っていただけました。

ですが、実は制作途中のデモ段階で制作メンバ外のある方に聴いていただいたところ「冬というより春っぽい」と感想をいただきまして、自分でも、あれそうかもなあ?と思ったのでした。

そこから冬っぽさを出すために、たとえば以下の点を修正しました。

  • ウィンドチャイム(場面の切れ目で使っているシャラララ・・という音)の登場回数を増やした
  • サビのバッキングで鳴っているオルガンとレイヤーでふわふわしたシンセ音を混ぜていたが、冬感を損なうと見てカット
  • ゴスペルっぽいミクさんコーラスを追加

やっぱり大きかったのは最後の点でしょうか。あるとないとでだいぶ差が出たように思います。

 

イントロ

当たり前ですが、イントロ、大事ですよね。

ニコニコで評価されている曲や、自分自身が気に入っている曲を聴くと、イントロでグッと心を掴まれるものが多いです。

自分はここが苦手で、だいたいサビの変則版みたいなイントロでお茶を濁してしまいます。

今回も結局サビのピアノアレンジを借用したオルゴールソロという、いかにも「ああ冬バラードはじめたいのね」なイントロで決着をつけましたが、ここに至るまでにオルガン始まりだったりピアノソロだったり、いろんな没バージョンが発生しておりました。

ミディアムスローなバラードの静かなイントロというと、よほど演奏表現が良かったりインパクトのあるフレーズだったりしないと、グッと心を掴むのはなかなか難しいですね。うーん。

  

曲の長さ

以前に「夢患」というバラード曲を作ったのですが、7分弱という尺の長さで、特にニコニコ動画のボカロ曲というジャンルにおいてはちょっとやりすぎだよなあと思ったものでした。

今回もバラードなので初めから警戒していたのですが、案の定1サビ終わりで2分20秒にもなっていまいました。

そのため、もともと曲の構成としては「イントロ→1番→2番→間奏→落としサビ→大サビ→アウトロ(またはAメロ繰り返し)」みたいな王道構成にしたかったのですが、そうするとどう考えても5分台後半くらいになってしまうため、「イントロ→1番→2番(落としサビ込み)→アウトロ」で収めることにしました。

ここは今回はこれで良かったかな・・?バランス感とか構成のセンスが問われますよね。

 

ゆかりさんの歌唱表現

最後に、ここは前述のとおり僕ではなくMILKYさんにお願いしたところなのですが、脳内で曲ができたときに、歌い方に関してはわりとイメージがあって、この場面は伸ばしながらクレッシェンドをかけて、とか、ここは消え入るように、とかいろいろ考えていました。

これは今回曲先=自分のイメージで作ったことと関係するかもしれなくて、逆に詩先で作ってきたこれまでの多くの曲は、歌い方に関してあんまりこだわったことがなかったです(おい)。

そんなわけでかなり注文をつけてしまったのですが、MILKYさんは毎回最大限に意を汲み取ってくれたり、複数バージョン用意してくれたりの神対応で、最終的にしっかり自分のイメージどおりの歌唱表現にすることができました。改めてありがとうございました!