DTMスキルアップメモ - frenchbread

見習いボカロPがそこそこのボカロPになるまで、が描かれていくはずのブログ。

連続8度/5度、並達8度/5度ってポップスでも大事?

2/23(金)にニコニコ動画に「Shooting Star」を投稿しました。

 

www.nicovideo.jp

 

いつも投稿後に紹介記事を上げているのですが、この作品は4部作の第1部という位置づけなので、紹介記事は4部作まとめて最後に書こうと思います。

タイトルのとおり、今回はそれとは別のテーマです。

 

さて、僕のような底辺ボカロPの世界では、誰かが作品を投稿するとお互い仲間の作品を聴きあって「うわっ正直これ微妙!」って思っても良いところを見つけて「ココが良かったよ~(引きつった笑顔の顔文字)」とか言い合ったりする慣わしがあります。

モチベーション維持、大事ですからね。

レベルが上がってきて5桁再生とか行く人になると、一般リスナーの比率が増えてきてdisコメントが増えてきたりします。

つまり、僕みたいなレベルの人だと逆に大抵の人からプラスのフィードバックをもらえるんですが、それでも他の作品と反応を比べたりマイリス率を比べることで、相対的に「今回は反応よい/悪い」は気づけます。

僕の場合、前作「オレンジロード」は反応が良かったんですが(当人比ですよ)、今作は残念な感じだとすぐわかったので、信頼できる何人かの方に「気になることあったら指摘してください!」と厚かましいお願いをしてみました。そこでいただいた指摘の1つがタイトルのお話です。・・って前置き長いね!

 

連続8度/5度、並達8度/5度って何?

(3/5 19:05 思いっきり間違った説明をしてしまったので訂正しました)

申し訳ないのですが、専門的な解説は専門書籍や他サイト様などでちゃんと見ていただくほうがいいと思います。和声学の用語です。

ただ、調べてもらわないとこの記事を読めないというのも不親切なので、概略だけ。

 

「連続8度/5度、並達8度/5度」はクラシック和声理論における禁則事項です。「ソプラノ/アルト/テノール/バス」の4声構成を前提とします。

「連続8度」とは、2つの声部が8度の音程となる状態が連続して続くことです。たとえば「ある小節でソプラノがCでバスがC、次の小節でソプラノがFでバスもF」がアウトということですね。連続5度もこれに準じます。

「並達8度/5度」は、ソプラノとバスがともに並進行する場合(ともに上行、ともに下行)ソプラノが順次進行である場合をのぞき、8度や5度の関係になるとアウトということです。

なお8度や5度は「完全8度」「完全5度」を指します。

 

完全8度や完全5度はハーモニーの響きが硬いので、あまり強調されると良くないという理由らしいですが、ソプラノの制約ってけっこう厳しいですね!

 

ポップスの場合で考える 

クラシック和声の理論とポップスコード理論は違うものですが、和声の豊かな響きはポップスでも大事なことは多いはず。そこでポップスに当てはめて考えてみます。

ポップスは「ソプラノ/アルト/テノール/バス」の4声構成ではないですが、装飾的に鳴っている伴奏楽器を除けばメロディ(歌モノならボーカル)はソプラノに近いといえ、バスはベースと置き換えてよいでしょう。 

またポップスの場合は、メロディもベースも1コードの間で同じ音だけを鳴らしていない場合が多いことを踏まえると、

  • コードの変わり目の音(ベースなら確実にルート音を鳴らすところ)を基準にメロディ⇔ベースの関係をチェックする
  • メロディが倚音などの非和声音からはじまる場合は、解決した音を基準にする

とします。

※2つめの意味(倚音)がわからない方はこちらあたりをどうぞ→非和声音 - Wikipedia

 

さて、「Shooting Star」のAメロ部分のメロディとベースを抜粋しました。

↓はオーディオデータですが、メロディとベース、それから最低限コード感がわかるようにピアノだけ残したものです。

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コードは「F→C→Cm→B♭」 で、メロディの基準音は「F→G→C→B♭」で、3小節目と4小節目が連続8度になっています。

 

では、これをなんとかしましょう。

コード自体を見直す方法もありますが、ここはベースラインだけ修正して対処することにしました。

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メロディの基準音は変わらず「F→G→C→B♭」ですが、コードが「F→C/E→Cm/E♭→B♭/D」 になったことで連続8度が解消され、響きが少し豊かになったのでは、と思います。

 

もっともこの例の場合、連続8度とか並達8度とか考えなくても、ベースラインのクリシェを意識すると後者の形になるので、それ以前の問題かもしれませんが・・

 

まとめ

前述のとおり、そもそもポップスにおいてクラシック和声の禁則をどれほど意識したほうがいいのか、僕にはわかりません。ただメロディとベースラインの関係を改善するヒントにはなるかもしれないな、と思いました。

あるいは、ストリングスを4声(バイオリン×2、ビオラ、チェロ)で入れる場合なんかだと意識するのがベターかもしれませんね。そういえば自分も自然に最高音には3度や7度を使うことが多いです。

 

では、今日はこんなところで〜!