こんばんはfrenchbreadです。さあ第一弾さっそく、行ってみよう!
って何の話よ??
と思った方。これである。
【募集】今から3日間、このツイートにいいねをしたフォロワさんの曲をブログ https://t.co/u87vWnBDXM で個人的感想付きでご紹介します。基本、最新曲か僕が好きな曲を拾います。指定曲あればリプで。弱小ブログなので集客効果は期待しないでね。お気軽にどうぞ(´∀`=)
— frenchbread(ふれちん) (@frenchbread1222) 2017年10月12日
実は最初、いいねはフォロワーさん内のみで10人程度になるかなと思ってツイートしたのだが、拡散されて50もいいねが集まってしまった。正直なとこ、嬉しいのと、ちょっと「うげっ?!」となっているのと半々である。
テンポよく捌いていかないと、このブログの記事が2ヶ月連続くらいでこの企画になってしまうので、さっそくわたしが紹介しやすい方から始めさせてもらおう。
順番は完全に独断になるので、悪しからずご了承ください。
No.1 hainekoさん「CGメイカー」
トップバッターはこの方、はいねこさん。
何故か?ってそりゃ彼女はこのブログに最も関係が深い方だからだ。ヘッダーイラストを描いてくださった人なのである。
つまりはいねこさんはイラスト屋さんでありボカロPさんである方なのだ。詩もご自身で書かれている。多才である。
イラストに関してはブログのヘッダイラストやこの動画のイラストを見てもわかるように、もふもふな獣人さんや動物を描くのを得意とされる。最近は関西けもケットに出品されたりしたそうだが、平素はよくTwitterで「おいしょ」「ねこおいしい」など謎の言語を発しておられる。
何の紹介だかわからなくなってしまったが、曲だ。そう曲だよね。
「CGメイカー」はノリノリなビートのダンスミュージックっぽい曲である。短くて疾走感があって、ワクワクして聴いているうちにあっという間に終わってしまう感じ。いわゆる中毒性があるタイプだ。
それから詩もイイ。「わかってないよね?どうもわかってないよね」「違う違う」「温い温いね」みたいに、フレーズの繰り返しを畳み掛けて勢いをはずませる。そしてサビはこうだ。
あぁ
CGメイカー
これって
きっと作り物でしょう?
ねぇ、触れられないの。
なんじゃこりゃ。まるで意味不明である。
こういう「意味不明だけど面白い詩」はいかにもボカロ曲という感じだし、若い感性でいいなあ、と思う。
あと主旨とは違うが、動画(朝露らのさん)がセンス良すぎる。このゆらゆら揺れながらハイスピードで展開していくテキスト中心の動画、楽曲のちょっと不思議な世界観やスピード感をさらに後押ししている。素晴らしい。
No.2 スパイダーとmilanoさん「サンドウィッチ・ラブ」
お次はこちら。
わたしのツイッターつながりの方なら「もう聴いてるよ」って方がかなり多いんじゃなかろうか。これを書いている時点で13,000再生、ボカロランキングで1位をとったこともある堂々のヒット曲である。こんなトコで今さら紹介する意味あんのかね(笑)
ところで、各種のボーカロイドには声質やルックスから、だいたい共通認識されているキャラクターというのがある。わたしなんかはボカロPを自称しているくせにあんまり知らぬのだが、この曲を歌っているボカロ「巡音ルカ」さんなら「お姉さんキャラでセクシー寄り、なんならちょっとSなんじゃないか」というイメージだ。
そしてだちょさん(作者さんのTwitter上の通称)は主にルカさんのための曲を作る男だ。ルカさんの魅力を知り尽くしておられる。そして動画もご自身で作られている。
そんなわけだからこのMVについてはもう、ズルいとしか言いようがない。何せSでセクシーなルカお姉さまが「サンドウィッチに挟んで ギュっとギュっとしちゃおう」とか歌っちゃうんだぜ。そらもう喜んでされちゃうよね?
しかも縦横無尽にぴょこぴょこ飛び回ってたまに画面から消えたりしたかと思ったら、サビの締めにはこの「あーら、そんな顔で私を見つめてどうしたの?」みたいな決めポーズ。
なあ、君はどれだけ自分罪深いことをしているかわかっているのか?
・・はっ。うっかり興奮してしまった。
動画や絵に気をとられてしまうが、もちろんそれだけじゃない。曲のクオリティの高さは実績が証明しているとおりで、さすがにこのクラスになると自分や周辺の新米ボカロPとは格の違いを感じる。
動画的には完全に萌え系なのに、ハイテンション系の曲じゃなく、少しレトロな雰囲気もただよう安定のバンドサウンド。ご本人がベーシストなだけあって、ベースが骨太で渋い。ちょっとクセのあるM7系のコードをサビ頭にもってきたりだとか、ギターの音色だとかが切なさを醸している。
もしこれで曲がハイテンポのアイドルソングみたいなやつだったら「やりすぎ」「あざとすぎ」になってしまうので、バランスの取り方がうまいよなあと思う。
No.3 てぃすさん「小さな世界」
お次、てぃすさん。
彼についてはまずコレを見てほしい。注目は投稿日だ。
今年の7月25日が1作目で、10月14日に6作目。特に2作目以降は2週間に1曲ペースで作品をアップしている。
そして新人なのにこの実績。わたしも今年の7月22日にニコ動デビューしていて、最初は「おっ同期生だ、ライバルになるな」などとのほほんと思っていたが、一瞬で遠いところへ走り去られてしまった。
ハイペースで曲を発表しつつ、1曲ずつ個性があってリスナーを飽きさせず、しかもやたら可愛いキャラクターや(男性なのだが)シャルルPさんとのふたご営業などでファンをたくさん作って魅了しまくり。わたしのTwitterではてぃす旋風が吹き荒れていたと言っても過言ではない。
そして、かと思ったら6作目発表直後に突然の活動休止宣言。こりゃみんなびっくりしたよね。
だが、どうやら作りたかった6作をリリースし終えてちょっと一息というくらいの意味だそうなので、しばらくしたらまた新しい風を運んでくださるだろう。楽しみに待っていよう。
さてこの曲。小気味よいイントロから無機質エレクトロなAメロへと流れていき、ヘヴィ寄りなBから、イントロのメロを引き継いだノリノリのサビへ。サビ終わりに唐突にSEが入ってブレイクして、今度は怪しい雰囲気の間奏。と、こんな具合に飽きさせず、ほかの曲にも言えるが曲展開のセンスが抜群である。あとリズム感がいいのはベーシストとして培った感性なのかな。
しかもこんなにいい音作りをしているのに、どうやら至って質素な装備で曲を作っておられる模様である。わたしなんぞそこそこお金を積んで音源を買い足していっているのにいつまで経っても細くてショボい音しか作れないので、音作りのセンスって差が出るなあとつくづく思っている。
No.4 なゆさん「星空スターマイン」
てぃすさんを紹介したので、相互フォローの方の中からデビューが近い(つまり比較的最近の)ボカロPさんということで、なゆさんのこの作品。
「星空スターマイン」は一言で表現すれば「どストレートな夏の売れ線ソング」である。
タイトルからしてもうそういう感じだし、花火をバックにギターを抱えて歌う浴衣姿の女の子のイラスト、花火というキーワードからイメージするとおりの切ない系の歌詞、現代的な爽やかロックテイストの(RADWIMPS的な感じとでも言えばいいかな)バンドサウンド。
もちろんそんな外面系ばかりが特徴だということは決してなく、低めのAメロから期待感を抱かせるBメロ、サビの直前で一気にキーが上がって、高音でエモーショナルなサビ。とまさに良曲のセオリーに沿ったメロディ展開が魅力だ。誰かがコメントしているが、実力のある作曲家だと思う。わたしはサビ途中の「とーめーどーなーくぅ」のところが特に好きである。ラストの転調もグッと来る。
というわけで、あらゆる面で素直にいいなーって感じの曲だ。こりゃヒットするよね。実際、たぶんヒットを意識して作ったんじゃないかなーと思う(勝手な憶測)。
なおこの曲のMIXはずんずん(zunx2)さんに依頼されている。ご存知の方も多いと思うがハイクラスなボカロPさんであり、この点でもさすが安心して聴けるクオリティに仕上がっている。
(主旨と違うがzunx2さんの曲の迫力はやばい。これとかね。)
・・はい!以上第1回でした。この密度じゃとてももたないので(笑)次からはもう少しドライめに書いていくと思いますが、楽しみにしてくださいね!